病婦のdiary

気づいた時に、できる時に

拉致された方々の事を考えると「なぜ返すのか」という声が上がるのはもっともだと思います。粗末な木造船で漁に出なければならない北朝鮮の漁師達もある種犠牲者のような気もします。60人の命が助かったということが何よりだったのかなぁ

北朝鮮の漁船

遭難の最大の原因は、「日本なら100年前のシロモノ」と言われる粗末な木造船による強引な出漁にあると見られている。 サイズが小さすぎ、構造的にも沖合での漁業に向かない木造船は、大波に遭うと簡単に転覆する。海に放り出され命を落とした北朝鮮漁民の数は、漂着が多かった2017年の1年間だけで1000人を下らないと見られる。

米政府系のラジオ・フリー・アジア(RFA)は昨年3月、かつて北朝鮮イカ漁に従事したことのある 脱北男性のインタビューを掲載した。男性はその中で、木の葉のように大波にもてあそばれる木造船の様子を描写。「あの時の恐怖は言葉では言い表せません」と語っている。

また韓国のデイリーNK本社とデイリーNKジャパンは昨年5月、石川・山形・秋田の各県を訪れ、イカ釣り漁師や漂着木造船を取材した。石川県漁協小木支所で行ったインタビューでは、漁師たちから北朝鮮船の漁の実態や、日朝の民間漁業協定が結ばれていた1980年代に北朝鮮の港に避難した体験談も聞いた。 漁師たちは北朝鮮の違法操業を批判する一方で、無謀な出漁をせざるを得ない北朝鮮漁民の境遇について、「かわいそうや。あの人らも帰れば妻や子がおるのに」と同情の声を漏らした。

 

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日本海の「大和堆(やまとたい)」と呼ばれる海域付近で、北朝鮮漁船が水産庁の取締船と衝突・沈没した事故で、第9管区海上保安本部新潟市)は7日午後、現場海域で救出された漁船の乗組員が別の北朝鮮船に乗り込んだと発表した。 北朝鮮船から「乗組員60人全員を救助した」という趣旨の連絡があり 、同船は現場から立ち去った。9管と水産庁は捜索・救助活動を終了した。

 

 

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