《インフルエンザとネアンデルタール人》
ーまた今年もインフルエンザの季節が近づいてきますが……
人類がインフルエンザで滅亡しなかったのは
ネアンデルタール人のおかげ という研究が発表されたようです。
というのは現生人類とネアンデルタール人の交配をしていたので
ネアンデルタール人と現生人類は遺伝子の交換があったようです。
米スタンフォード大学(Stanford University)の研究者らによると、ネアンデルタール人と現生人類の混血が進んだことで、
アフリカ大陸から移動して来た人類が欧州で遭遇した疾病から身を守る重要なDNAが交換されたという。
ネアンデルタール人は約4万年前に絶滅したが、
現代の欧州人のゲノム(全遺伝情報)には
ネアンデルタール人のDNAが約2%残されている
今回の研究では、ウイルスになんらかの反応を示すことが分かっている現代人の遺伝子4500個以上をリスト化し、
ネアンデルタール人のDNAデータベースと比較した。
この結果、現代人の遺伝子のうち152個の破片が
ネアンデルタール人にも見つかった。
現代人がネアンデルタール人から受け継いだ152個の遺伝子は、
現代のA型インフルエンザやC型肝炎と関係しており、
人類の祖先がこれらの疾病を回避するのに
役立っていたことが分かった。
ネアンデルタール人と現生人類が初めて出会ったとき、
ネアンデルタール人はアフリカの外に住むようになって
何十万年もたっていたことから、
欧州大陸に存在するウイルスへの免疫が十分に進化していた。
一方、アフリカ大陸から移って来たばかりの人類の祖先は、
そうしたウイルスへの耐性が非常に低かった。
『創造性と精神病をつなぐ遺伝子』
というのが、現代の人間とネアンデルタール人の間にあるようなので、
次の機会に書きたいと思います。