病婦のdiary

気づいた時に、できる時に

《私のスパゲティ食べ始め》

母方の祖母は神戸に住んでいました。

遊びに行くと元町を歩き大丸に行きました。

私はお人形さんが好きだったので祖母に大きな人形を買ってもらうのが楽しみでした。

都会の百貨店にしか売ってない人形を。

このお人形さんをネットで検索したのですがわからないのです。

それ以後子供の人形はリカちゃん人形に席巻されてしまいましたから。

7歳下の妹はもうリカちゃん人形世代です。

 

この祖母が料理がとても上手い人でした。

田舎では食べられないような料理を作ってくれました。

その一つがスパゲティです。

1960年代の話です。

ソース味で鶏肉とキャベツが入ったスパゲティでした。

とても美味しかったのです。

神戸の祖母の家に着くと祖母が「何食べたい?」っていつも聞いて作ってくれました。

家のある田舎から蒸気機関車に4時間近く乗り京都につき、京都から快速で2時間で神戸につきます。

今考えると家のある田舎から京都までと、京都から神戸までと同じぐらいの距離なのです。

話が逸れました。

祖母は私たちがお腹がすかせていることがわかっていたのですね。

私と妹はいつも「スパゲティ」と答えていました。

田舎では絶対食べられませんから。

スパゲティは祖母の味なのですが、私にしても、

妹にしてもそれを再現することができませんでした。

だから幻の味でもあるのです。

妹が務めているところでこのスパゲティの話をしたところ「さすが神戸ね」と言われたと電話で話してくれました。

昔から神戸には美味しいものが沢山ありました。

南京町の肉まん、美味しかったです。

元町本店のユーハイムのバームクーヘン、今も息子は大好きです。

元町には亀井堂の瓦煎餅や風月堂のゴーフルありました。

パンならドンク、元町には美味しいおかきのお店もあるんですよね〜

震災以降元町には行っていません。

変わったでしょうね〜

また行きたいなぁ