新型肺炎の症状、今すぐできる対策は? 感染症専門医が解説(最終更新:1月31日)
■3つの正しい「咳エチケット」
・マスクを着用する(マスクは鼻からあごまで隙間がないように覆いましょう)
・ティッシュ・ハンカチなどで口や鼻を覆う(使ったティッシュはすぐに捨てましょう)
・上着の内側やそでで覆う
悪い事例としては、
・せきやくしゃみを手でおさえる(その手でさわったドアノブや電車のつり革などにウイルスが付着し、他人に病気を移す可能性があります)
・せきやくしゃみをするとき何もしない(病原体を含む飛沫が飛んで他人に病気を移すことがあります)
■正しい手洗いの仕方
・流水で手を洗います。
・石けんなどを使って指から手の甲、手首まで洗います(30秒間は洗いましょう)。
・2回洗うとより効果的です。
・十分に流水で洗い流して清潔なタオルやペーパータオルなどで拭き取ります。
流水で手洗いできない場合は、アルコールが含まれた速乾性の手指消毒剤で代用できます。
◾️新型コロナウイルスに関するコールセンター
編集部追記(1月29日):1月28日、厚生労働省が新型コロナウイルスに関するコールセンターを設置しました。
・厚生労働省の電話相談窓口: 03-3595-2285
・受付時間:9時00分~21時00分(週末や祝日を含め、毎日午前9時~午後9時まで対応)
【社説】新型肺炎 日中の情報共有を急げ 中国新聞
一方、日本国内で確認された男性の患者が空港の検疫を通過していたことは見過ごせない。注意喚起が後手に回っていた上、男性が帰国時に解熱剤を飲んでいてサーモグラフィーに引っ掛からなかったという。
問題はほかにもある。厚生労働省への報告は感染症法で「重症で原因不明の感染症」と定めているため、男性の最初の受診から報告まで8日かかった。今後は武漢市から帰国した人がエックス線検査で肺炎と診断された場合、重症でなくても保健所に相談するよう医療機関に求めるなど対策を強化したという。
よく「水際作戦」などというが、空港の検疫態勢には限界があるといえよう。自覚症状のある乗客には自己申告を求めたい。医療機関は患者を把握した場合、保健所などに迅速に報告することが求められる。
新型肺炎は「あまり重症化しないため把握できないだけで、思ったより感染が広がっているのではないか」と厚労省の担当者はみてもいるそうだ。冷静に受け止めながら、手洗いやうがいの励行、マスクの着用などを心掛けて予防したい
武漢在住青年の訴え 拡散希望
拡大して、少し長いですが観てくだされば幸いです。
日本も遅まきながら今日から
肺炎を感染症法上の「指定感染症」とする政令が1日、施行された。
湖北省に過去2週間以内に滞在歴のある外国人の
日本への入国を拒否するなどの入国管理の強化策もスタート。
政府は同日、取り組みを続行するため対策本部の会合を開いた。
安倍晋三首相は会合で、航空会社を含む関係機関に対し「該当者が(日本行きの航空機に)搭乗しないようにするなど、現場の混乱防止に努めてほしい」と要請。また、入管当局に「対象者を確実に見極めるなど厳格な運用を図るとともに、(入国)申請者の特別な事情にも十分配慮してほしい」と語った。
新型肺炎を検疫法上の「検疫感染症」とする政令も同時に施行された。今後は感染者の強制入院や就業制限が可能になるほか、各地の港湾や空港の検疫所で、感染が疑われる入国者に診察や検査を強制できる。